hiyodori_patransの特許翻訳日記

特許翻訳のあれこれを綴るブログです。

ギグ・エコノミー

"ギグ(gig)" と聞いて何を思い浮かべますか? 私は、ミュージシャンのライブが真っ先に思い浮かびます。 が、gig(ギグ)とは、短期間の仕事(job)という意味もあるそうです。 ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方 作者: ダイアン…

ソースクライアントかエージェントか

翻訳者が仕事を受けるルートとして、ソースクライアントから直接受注する場合と、エージェントを介する場合とがあります。 単価でいうなら、直受け(特許翻訳の場合は特許事務所)の方がともすれば倍近く高かったりします。 このため、出来るだけ特許事務所…

特許翻訳に必要な英語レベルとは

特許翻訳を始めてみたい方、どんなものか知りたい方のために、連載でお届けします。 目次はこちら → 特許翻訳ビギナースガイド 前回の記事はこちら → 特許翻訳者ってどんな人? さて、今回は「特許翻訳に必要な英語力とはどれくらい?」についてお話したいと…

特許翻訳者ってどんな人?

特許翻訳を始めてみたい方、どんなものか知りたい方のために、連載でお届けします。 目次はこちら → 特許翻訳ビギナースガイド 前回の記事はこちら → 特許翻訳の仕事はどこからくるのか 今回は、特許翻訳はどういう人がやっているのか?どうやって特許翻訳者…

Wordのフォント文字化けにご注意

翻訳者が訳文をどのフォントで納品するかは、たいていお客様の指定がありますよね。 基本的に指定テンプレートに準じたフォントで納品するわけですが。 先日ちょっとしたアクシデントがありました。 ワード文書で納品したところ、「文字化けしているところが…

特許翻訳の仕事はどこからくるのか

特許翻訳を始めてみたい方、どんなものか知りたい方のために、連載でお届けします。 目次はこちら → 特許翻訳ビギナースガイド 前回の記事はこちら → そもそも特許翻訳って何? 発明の特許をとるための「特許明細書の翻訳」。 この翻訳の仕事はどこからくる…

そもそも特許翻訳って何?

特許翻訳を始めてみたい方、どんなものか知りたい方のために、連載でお届けします。 目次はこちら → 特許翻訳ビギナースガイド - hiyodori_patransの特許翻訳日記 さて、今回は「そもそも特許翻訳って何?」をお伝えしたいと思います。 その前に、特許とは何…

特許翻訳ビギナースガイド

翻訳の中でも「特許翻訳」はちょっと特殊な翻訳と思われる方が多いのではないでしょうか。 「特許文書」 存在は知っていても、普通に生活していてまったく触れることのない文書ですから、それって何?と思いますよね。 私が特許の世界(?)に入ってから20…

「複数のデータ」はどう訳す?

「複数のデータ」。どう訳しますか? data とは、もともと datumの複数形ではあるが、現在では物質名詞のように不可算・単数の扱いをする、というのが定説のようです。 Oxford Dictionary の用例説明では、以下の通り。 Usage In Latin, data is the plural …

ニッチな職業

「法昆虫学」というお仕事をご存知ですか? こんな本を読みました。 虫から死亡推定時刻はわかるのか?―法昆虫学の話 作者: 三枝聖 出版社/メーカー: 築地書館 発売日: 2018/07/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 死体につく虫(ウジ)の数や成…

機械翻訳はバカ?

「10年後の仕事図鑑」が本屋さんにずっと平積みしてあるな~と気になりつつスルーしてましたが、先日買って読みました。 引き続き同じ落合陽一さんのこちらも読んでみました。 日本再興戦略 (NewsPicks Book) 作者: 落合陽一 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売…

オンライン特許翻訳座談会を開きました

8月5日にオンライン特許翻訳座談会を開きました。 カセツウ・ビジネススクール(https://kase2.jp/)の酒井さんとの共催で(というより kase2 featuring hiyodori みたいな…。主催して頂きました)、10名弱の方にご参加頂きました。 特許翻訳の経験ないが…

フリーランスの皆様、夏休みはとりますか?

タイトルそのままですが、フリーランスの皆様、夏休みはとりますか? 今年は6、7月かなり忙しかったし(現在も引き続き…)、8月後半思い切って休むか仕事量をかなり減らしてペースダウンしようかと考えていました。が、やはりお盆以外は休まないような気…

対訳表を作って参考文献を読もう!

新しい分野の翻訳をするとき。 従来技術の内容を確かめたいとき。 特許文献の場合は、日本語の原文と外国出願(米国が多い)の英文とがあるので、両者を照らし合わせて、単語や表現を拾うことができます。 これまで、日本公開公報と米国の公開公報をプリント…

特許の世界をちょっぴり覗ける本

日常生活で特許の話と言えば、新聞紙面で目にするくらいでしょうか。 特許業界で働く人以外はあまり馴染みのない特許の世界を垣間見れる本を2冊ご紹介します。 まず一冊目は、米国特許制度をめぐるサスペンス小説。 鷲の驕り (ノン・ポシェット) 作者: 服部…

難しそうな文章をわかりやすく

一般的に特許文書は難解と言われています。 内容はもちろんですが、一文も長いことが多いです。 特許翻訳の最終的な読み手は審査官ですが、その間に弁理士や発明者や現地代理人が入ります。翻訳エージェントを介している場合はチェッカーさんなども。 公開後…

翻訳の二極化が進んでいく?というはなし

IJET大阪に行ってきたので雑感を。 全体的な印象としては、セッションの概要からざっと眺めた感じからしても、機械翻訳系VS職人的プロ系翻訳の二極化がますます進んでいくのでは、と感じました。 言葉をデータととらえて、CATツールはもちろん機械翻訳を取り…

用語集作成・お役立ちツール

IJET大阪に参加しました。 用語集作成のために役立ちそうなツールを聞いてきたので紹介します。 特に、あまり詳しくない分野でボリュームが大きいとき、全体像を把握するのに使えそうです。 「言選Web」 http://gensen.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gensenwe…

「前記複数の」「複数の前記」はどう訳す

クレーム内での単複表現は頭を悩ませる問題の一つ。 「前記複数のXX」 「複数の前記XX」(あるいは「前記XXは複数である」とか) という表現は、どう訳されてますか? この訳が絶対に正しいという決まりはないと思います。「クライアントの意向」があ…

AIにできないこと、人間にしかできないこと

AIがどこまで何をできるのかは、翻訳という仕事柄 気になるところなので時々関連本を読むのですが、その中から一冊ご紹介。 人工知能ロボット「東ロボくん」の開発者である方が書かれた本です。 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者: 新井紀子 出版社/…

機密情報の管理は大丈夫ですか?

先日、「フリーランスと終活」という記事で、自分の身になにか起きたら仕事上で取り扱っているデータ(機密情報)はどうなるんだろう、とつらつらと考えたことを書きました。 そこで、それに関連して、今回は機密情報がらみのエピソードを書こうと思います。…

「日経メッセ」AI関連の技術見学にいかが?

日本経済新聞社主催の「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」が2019年3月に東京ビッグサイトで開催されるそうです。 出展者募集中だそうで、今朝6月18日付の日経新聞朝刊に募集要項が掲載されていました。 技術翻訳をする私としては、これは是非見に行…

40代の働き方指南

40代になると今の働き方でいいのかと考える人が多くなるのではないでしょうか。私もその一人。そんなわけで、ふと気が付くと働き方本を読んでいる今日この頃。 昨日読んだ一冊。 40代でシフトする働き方の極意 (青春新書インテリジェンス) 作者: 佐藤優 出版…

フリーランスと終活

先週 網戸と窓ガラスの清掃をお掃除代行サービスにお願いしていました。 しかし、約束の時間になっても業者さんがやってきません。 連絡がついたところ、「急な身内の不幸があって遠方におり、今日は行けないので日程を変えてください」とのこと。 ちょっと…

Google翻訳 vs WIPO翻訳

特許翻訳をされている方は、WIPOのPATENTSCOPEをよく利用されると思います。 さて、PATENTSCOPEで検索した文献の画面にある「自動翻訳ボタン」。 ところで、このボタン、いつからあるんでしょうか? 随分前からあるような気もするし、つい最近のような気も… …

翻訳業とワークライフバランス

大人気ブログ "Barking Up The Wrong Tree"の著書エリック・バーカー氏の本を読んでみました。 残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する 作者: エリック・バーカー,橘玲,竹中てる実 出版社/メーカー: 飛鳥新社 発売日: 2017/10/25 メディア:…

仕事中の眠気対策4つ!

昔からすぐ眠くなる体質です。 幼少の頃は、車に乗せられたら即効 寝る。 小学生のときから授業がおそろしく眠かった。 スキーに行ってリフトに乗っても、乗車時間が長ければうとうとしていた。 通勤電車も立ったまま吊り革にぶら下がって寝ていた。 そもそ…

「照射する」「入射する」はどう訳す?

「照射する」という表現も曲者で、自動詞なのか他動詞なのか用法をよく確認して適宜訳語を選ぶ必要のある単語のひとつ。 照射、入射、出射など、光にまつわる単語を集めてみました。 照射する radiate 「人が光を照射する」場合ではなく、光が何かから放射さ…

Siriとの会話から翻訳業の未来を考える

うちの子供が i pod で Siri と会話していました。 子「シリのばーか、ばーか」 S「汚い言葉をつかってはいけません」 子「シリはどこで生まれたの?」 S「私はアメリカのカリフォルニア…(以下略)」 子「あざーす」 S「いいえ、どういたしまして」 子「…

速く訳すためには

速く訳すためには、 「前から訳す」。 よく言われることですが、これが一番だと思います。 翻訳支援ツールを使う場合はこの限りではないのかもしれませんが。 ある程度の速度がないと、仕事として稼げないですしね。 「前から訳す」とは、 文の順番を入れ替…