hiyodori_patransの特許翻訳日記

特許翻訳のあれこれを綴るブログです。

特許翻訳とCATツール

普段は置換翻訳で作業しているのですが、

先日、3万ワードくらいになる明細書を英訳していて、

trados使えばよかったかな、とふと思いました。

でも、繰り返し部分もそれほどないし、

もう数十ページも進んだし…と思って

そのままワードで作業し続けて仕上げてしまいましたが。

 

実際のところ、特許翻訳者の間ではtradosを使っている人は多いのでしょうか?

これまで周りの人に聞いてみたところ…

 

(一般技術文書のコーディネーターさんA)

「マニュアルでは、要りますよ。

 例えば、自動車で、左ドアと全く同じ説明が

 右ドアで繰り返されることがありますし。」

↑ これは常識ですね。

 

(コーディネータさんB)

- 特許翻訳でtrados使っている人それほど多くないのでは?

「特許翻訳こそtrados使うべきだと思うんですよ。

 特許翻訳は特別だからという

 プライドが邪魔してるんじゃないんですかね。」

 

(インハウスの特許翻訳者)

「中の翻訳者では、まだベタ打ちの人もいるし、

 一括置換でやっている人もいるし」

↑でもtradosを使っている人はいない

 

(コーディネータさんC)

「社内でも半々ですね。

 使っている人はもう手放せないって言っています。」

-以前、パッケージで納品したんですけど、スペースとかシンボルフォントとか

の仕様をチェッカーさんが後からワードで直してるんですか?

「そうです。」

-手間ですよね~

「そうですよね。」

「メモリとか用語集とか結局、誰が管理するのかという

 問題もありますし。」

 

そうそう、これなんです。

機密保持のため指示により、

原文、訳文、翻訳メモリも含めてすべて削除するのですが

リソースを蓄積できないのであれば

tradosを使うメリットが少ないような。

 

私の聞いた感じでは、

特許以外の翻訳もしている方は

特許翻訳でもtradosを使用している方が多く、

特許翻訳専業の方は、

持っているが使っていない方が多い印象です。

 

また改めて現状をアンケート調査してみたいものです。