hiyodori_patransの特許翻訳日記

特許翻訳のあれこれを綴るブログです。

特許翻訳おすすめ本-最初に揃えるなら

特許翻訳を始めるならまず揃えるとよいかなと思う本(紙ベース)をリストアップしました。いろいろある中で、個人的に好きなもの、よく見たものを選んでいます。

リストの1,2,4は、特許翻訳だけでなく技術翻訳全般にも使えます。

 

最近は、ネットからいくらでも情報をとれるのですが、情報を得るだけではなくきちんと勉強したいなら、紙ベースの本はやはり必要かなと思います。

 

1.テクニカル・ライティング/技術英語全般

 

 The Elements of Style, Fourth Edition

Elements of Technical Writing (Elements of Series)

 どちらも薄くすぐに読めます。まず The Elements of Style を読んでから Elements of Technical Writing を読むといいと思います。必読書。

 

工業英検1級対策―文部科学省後援

題名は対策本ですが、テクニカルライティングの基礎を演習しながら学ぶことができます。能動態で書くこと、長い原文は分解する、など。

 

マスターしておきたい技術英語の基本

日本人の間違えやすい技術英語を列挙。これも必読書。

 

機械を説明する英語―~してみる、切る、削る、さぐる、はかる、とる…など動詞で読む

機械を説明する英語

機械分野でよく使われる単語を把握するのに便利。ここに掲載されている日本と英語を一対一で対応させて覚えたり、載っている単語にすぐに飛びついて使うのではなく、参照用に。

 

ロイヤル英文法―徹底例解

 やはり、一冊持っておくと安心

 

日本人の英語 (岩波新書)

最初の方の冠詞や単複の使い方の説明がわかりやすい

 

理化学英語の冠詞の用法

一言でいえば、物質名詞は不可算で、種類を表すときは可算、ということですが、化学系の単語に絞った例が豊富でよいです。

 

2.スタイルガイド

 

The ACS Style Guide: Effective Communication of Scientific Information 3rd Edition (An American Chemical Society Publication

特に化学系に強いスタイルガイドですが、技術全般に使えるので必携。

 

The Chicago Manual of Style

 技術用に絞ったスタイルガイドではないので、知りたいことを探しにくかったりするのですが、一応持っておくといいかもしれません。

 

Microsoft Manual of Style (4th Edition)

 マイクロソフトのスタイルガイド。簡潔に分かりやすく書くとはこういうことかと納得します。これがあるので、マイクロソフトのマニュアルの機械翻訳(英日)は優秀なんですね、きっと。

 

3.特許系

 

特許翻訳の基礎と応用 高品質の英文明細書にするために (KS語学専門書)

 品質の高い特許翻訳とはどんなものかを指導してくれます。必読書。

 

外国出願のための特許翻訳英文作成教本

ありがちな訳例と改善例がたくさん載せてあります。日本人の特許翻訳者のお困りごとに対する解決策を示してくれます。かゆいところに手が届くような本でした。

 

特許実務用語和英辞典

日本の特許庁の拒絶通知書を訳すときに便利。訳は硬いですが、「特許庁技術懇話会 編」らしいので、特許庁サイトの英語版に訳語は近いかと。

 

外国特許出願のための特許英語 表現文例集

 外国(特に米国)からのオフィスレターを訳すときに便利。辞書には載っていない特許業界でよく使われる単語とその実例が掲載されています。少し探しにくい。

私が持っているのは工業調査会から発行されたものですが、今はこれ↓になっているようです。

外国特許出願のための 特許英語 表現文例集

 

4.辞書

 

McGraw-Hill Dictionary of Scientific and Technical Terms (MCGRAW HILL DICTIONARY OF SCIENTIFIC AND TECHNICAL TERMS)

マグローヒル科学技術用語大辞典」の英語版。日本語と照らし合わせて読めるので、検索した単語以外に、その単語の説明に使われている単語も同時に学ぶこともできて一石二鳥。 

 

 

5.番外編

 

NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 DVD- BOX 全6枚セット

本ではなく、かなり古いですが、半導体の製造過程などが映像で紹介されておりとてもわかりやすかったので、文系の方で技術にまったく馴染みのない方におすすめ。YouTubeでも見れるようです。

 

 

また随時紹介したいと思います。