hiyodori_patransの特許翻訳日記

特許翻訳のあれこれを綴るブログです。

Siriとの会話から翻訳業の未来を考える

うちの子供が i pod で Siri と会話していました。

 

子「シリのばーか、ばーか」

S「汚い言葉をつかってはいけません」

子「シリはどこで生まれたの?」

S「私はアメリカのカリフォルニア…(以下略)」

子「あざーす」

S「いいえ、どういたしまして」

子「シリ、ありがとうございます。」

S「お役に立てて光栄です」

子「シリ、冷たい水をたくさん集めたいね(つめたいみずをたくさんあつめたいね)」

S「何かわかりません」

子「シリ、駄洒落を言ったんだよ」

S「何のことかわかりません」

子「シリもなんか面白いこと言って」

S「わかりません」

子「シリ、~して」「~して」(しつこく、たたみかける)

S「わかりません」「わかりません」… …

 

<わかったこと>

Siri はよく罵倒されているらしい。

Siri は若者言葉も知っている。

Siri にも自分のアイデンティティがあるらしい。

以上の事柄についてはデータが収集されているらしいが、知らない駄洒落などには対応できない。一旦 わからなくなると思考停止してしまうようだ。幼児の反応に似ている。

 

これから どんどん経験値(データ)をためていけば、人間に近づいていくのでしょうか。

機械翻訳も同じように、これからデータを蓄積していけば、どのような内容にも対応可能となるのでしょうか。未知の内容に遭遇した場合はどうでしょう。人間なら、自分で背景から調べあげて、きっとこうだろうと推測していきますが、それが機械翻訳に可能なのか。現時点では難しいように思えます。

 

蓄積されているデータも玉石混淆なので、そこを精査しているのはまだ人間の仕事。精査するのには、知識と経験が必要。ということで、まだ翻訳稼業がなりたっているわけですが。

 

20年くらい前にもすでに翻訳ソフトは存在していて、仕事がなくなる日が近々来るのかなと思っていましたが、まだ翻訳業は存在しています。一方で翻訳支援ツールは普及しています。10年先くらいがどうなっているのか、覗いてみたいです。まだ翻訳の仕事をしているのか。翻訳に派生した仕事をしているのか。あるいは、まったく違う仕事をしているのかも。