hiyodori_patransの特許翻訳日記

特許翻訳のあれこれを綴るブログです。

Google翻訳 vs WIPO翻訳

特許翻訳をされている方は、WIPOのPATENTSCOPEをよく利用されると思います。

 

さて、PATENTSCOPEで検索した文献の画面にある「自動翻訳ボタン」。

 

 

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ところで、このボタン、いつからあるんでしょうか?

随分前からあるような気もするし、つい最近のような気も…

 

翻訳エンジンも以下4種類から選べるんですね。使ったことありませんでした。

 

Wipo translate

Google translate

Bing/Microsoft translate

Baidu translate

 

マイクロソフトは英訳が選択できないようなので、WIPO翻訳とGoogle翻訳を試してみました。

 

スピードは圧倒的にグーグルが速い!

WIPO翻訳はずずっと時々止まりながら、ものすごーく考えながら翻訳しています。そしてなぜか、Continue translateボタンを押さないと止まったままで先に進まないという…

 

さて、翻訳内容。

冒頭の「明細書」の訳。

Google翻訳はSpecification、WIPO翻訳はbright book。

bright book って。いったい。WIPOという特許機関だというのに、残念なことになってます。Google訳も 一見するとOKなのですが、PCTなのでspecificationではなくdescription ですね。

 

次、「発明の名称」。

Google翻訳はthe title of the invention、WIPO翻訳はNames of inventions。

これは、Title of the invention が定訳なのでGoogle翻訳でOKですね。WIPO 翻訳はなぜあえて複数形なのでしょうか。

 

Google 翻訳もWIPO 翻訳も全体としてみると、どうも句読点を区切りにして文節単位で訳してあるよう。特に、読点(、)が曲者のようで、この前後のつながりが把握できていません。

なので、ぶつぎりな感じで、一文としては破たんしております。

そして機械翻訳が得意のはずの正確性。ところどころ数字が落ちていたり、FIG.1とFIGURE 1とdiagram (1)と表記もまぜまぜになってたり。

 

でも、何について書いてあるかは把握でき、単語レベルでは使えなくもない…のでしょうか!?IDS翻訳がいらなくなるかも。

 

でも、この機械翻訳からリライトしろって言われると、きついかもしれません…。