hiyodori_patransの特許翻訳日記

特許翻訳のあれこれを綴るブログです。

特許の世界をちょっぴり覗ける本

日常生活で特許の話と言えば、新聞紙面で目にするくらいでしょうか。

特許業界で働く人以外はあまり馴染みのない特許の世界を垣間見れる本を2冊ご紹介します。

 

まず一冊目は、米国特許制度をめぐるサスペンス小説。 

鷲の驕り (ノン・ポシェット)

鷲の驕り (ノン・ポシェット)

 

 この本の時代背景は1995年。

Windows 95が発売された年。半導体産業が隆盛期の頃のお話です。

産業のコメと言われるICチップが…」というくだりが本の中に出てきて懐かしい感じがしました。

米国では、現在は出願公開制度が採られていますが、当時は登録になるまで出願が公開されず、故意に特許権の取得を遅らせ技術を秘匿しておくという例がしばしばあったらしいです(サブマリン特許という)。

 

このサブマリン特許を絡めたサスペンス小説です。

随所で、登場人物が特許制度についてさりげなく語るので、特許制度がなんとなくわかります。

久しぶりに(20年ぶりくらい?)読み返しましたが、すっかり話の内容を忘れていたので楽しめました。

 

 

さて、次の本は国内の特許。

すばらしき特殊特許の世界

すばらしき特殊特許の世界

 

 

「こんな発明が出願されていた!」「こんな発明が特許されていた!」というオモシロ発明が紹介されています。

 

なんと、ダウンタウンのまっちゃんも出願しています。

【発明者松本人志 

【出願人松本人志 

残念ながら審査請求せずみなし取下げになり特許にはなっていませんが。

 

考古学者の吉村作治先生が発明者となった「エジプトビール」。

こちらは特許になっています。

特許権者】京都大学早稲田大学、黄桜

「ナイルシリーズ」というビールで販売されているらしいです。

今も売っているのでしょうか?売れているのでしょうか?飲んだ人はいるのでしょうか?

 

他にもいろいろ事例が載せてあり、特許制度をちらっと紹介するコラム欄もあり。

ぱらぱら~と読みやすいのでおすすめです。