hiyodori_patransの特許翻訳日記

特許翻訳のあれこれを綴るブログです。

対訳表を作って参考文献を読もう!

新しい分野の翻訳をするとき。

従来技術の内容を確かめたいとき。

特許文献の場合は、日本語の原文と外国出願(米国が多い)の英文とがあるので、両者を照らし合わせて、単語や表現を拾うことができます。

 

これまで、日本公開公報と米国の公開公報をプリントアウトしたり、パソコンの二画面に分けて表示したりして読んでいました。

でも、日本の公報と外国の公報とではフォントやレイアウトが異なるので、なかなか見にくい。

そこで、対訳表を作ってみることにしました。

 

私はいつも、新田順也さんの開発された「色deチェック」というワードのアドインソフトを使用しています。

これまではチェックに使っていましたが、これを今回使いました。

 

手順は簡単。

(1)日本語公報のファイルを作る。(ワードファイルでよい)

(2)対応の英文公報のファイルを作る。(これもワードファイルでよい)

ここで、ちょっと面倒なのが、米国の特許公報だと段落番号がないこと。

なので、色deチェックのツール機能を使って段落番号を付与します。

自動付与なので、対応の日本語とずれることがあるので確認します。

(3)「色deチェック」を使って対訳表を作ります。

 

  ↓ こんな感じになります。

 

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ちょっとひと手間ではありますが、見やすくて楽です。

PCTの場合は原文通りの訳文なので対応関係が作りやすいですが、パリルートだと段落番号がずれていることが多く、対応関係が作りにくいかもしれません。

 

新しい分野の内容把握だけでなく、特許翻訳を学習中の方は照らし合わせて読めるので便利だと思います。

日→英も英→日の場合もどちらも使えそうですが、対応の訳文が必ずしも正しいとは限らないので要注意。