hiyodori_patransの特許翻訳日記

特許翻訳のあれこれを綴るブログです。

Wordのフォント文字化けにご注意

翻訳者が訳文をどのフォントで納品するかは、たいていお客様の指定がありますよね。

基本的に指定テンプレートに準じたフォントで納品するわけですが。

 

先日ちょっとしたアクシデントがありました。

 

ワード文書で納品したところ、「文字化けしているところがあります」とお客様からメールが。

「℃」が文字化けしてました。

私が使っているのは word 2016。

お客様のバージョンは word 2010。

フォントは Times New Roman

 

「℃」は word 2016 では、Times New Romanに装備されていますが、word 2010 には装備されていないよう。

 

ギリシャ文字などアルファベット以外の記号は、 symbolで入力するように客先より指定されることもあります。

ところが、最近 特にフォントについて指摘されることもあまりなかったので、「基本的に英文フォントで入力し全角が混じっていなければ大丈夫かな」、とすっかり油断しておりました。

 

 

そして、今回の件でどういう対応になったか。

「今後は word2010 で訳文を作成して納品して下さい」との指示でした。 

私の仕事用メインPCにインストールされているのは office 365、word 2016。

が、一台前の古いPCのセットアップ用DVDを捨てずにとってありました。

よかった!とOffice 2010とword 2010を現PCにインストールしました。

 

ここで、同じPCに違うバージョンの office をインストールできる場合とできない場合があるらしく、要注意です。

 

同じ PC にインストールできる Office 製品について - Microsoft Office 2016

 

英語の翻訳文書の場合、Times New Roman、Courier New、Century で納品することがほとんど。これらのフォントで入力する限りあまりトラブルはないと思いますが、新しいフォントを使うときは、納品先で読めない場合もあるので要注意です。

 

例えば、最近 英語版ワードのフォントのデフォルトはCalibri のようですが、これがリリースされたのは、2007年で Office 2007、Vistaからです。Calibri 以前は Times New Romanがデフォルト。

 

日本語版ワードでは、word 2016 から デフォルトのフォントが「游明朝」になっていますね。MS明朝の方が読みやすいので、このデフォルトがなかなかうっとうしく、私は既定をMS明朝に変更しています。

 

 

今回の教訓。

 

新しいバージョンから古いバージョンは読めるが、逆は無理。自分のPCをバージョンアップしても、古いPCや再インストールDVDはすぐに捨てない

 

新しいフォントは使用を控える。昔から存在するフォントを出来るだけ使う。